この時期になると通し稽古(頭から最後まで繋げての稽古)などもこなす訳で、そうすると、場面場面で抜き出していても気付かなかった矛盾や不都合等が見えてきます。で、そんな時にどうするか…これはシンプルにして明快、また一から検討して練り直す訳です。台詞回しの意味を見直し、役者さんの立つ位置を見直し、ホントに文字通りの、創っては壊しを繰り返し続けます。
今までの公演でも稽古中の脚本修正作業は珍しくないですが、今回はもう徹底的に、創作と解体です。この時期に脚本についてキャストさん全員でよりよくする案を出し合う、しかも何時間も掛けて、というのはさすがに皆様、あまり経験の無い事。
しかし、甲斐あってか、その後の稽古でのシーンの見やすさは段違い。
結局、近道して手軽に「良い」モノを作るなんてことは出来ないという事なんでしょうね。
時間と勝負しながら、ひたすら煮詰める毎日です。
写真は初参加、錦織純平さんです。
黙々と稽古に取り組んでる様に見えてこっそり考えておいたのか、唐突に脚本に書かれていない爆弾を投下していきます(笑)
今回の作品では、錦織さんの遊び心がそのまま採用された場面も多いです。どこがそうなのかは、本番の舞台をご覧になって想像してみて下さいね。
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