九月二十七日(火) 先負
2011.09.27 Tuesday | by 前澤航也
シーン稽古を始める前には、いつもまず基礎練習を。



レトロノートの作品は激しい殺陣があったり、歌ったり踊ったり、というジャンルではないので、へとへとになるほど激しいものは行いません。顔や喉を暖める程度の、まさしくウォーミングアップ、といった感じ。
毎日同じようにやっていると、ふとした時にその日の自分のコンディションの善し悪しに気付いたりすることもあって面白いものです。

こちらは演出家の劇団レトロノート主宰、中村公平さん。
ものすごく大雑把に言ってしまえば、物語の色づけやさじ加減を行うのが、演出家さんの役割。中村さんの場合(今回に限りませんが)自らも劇中に出演しているので、自分も役としてシーンに入ったり、誰かに代役を変わってもらったりしながら、さまざまに指示を出していきます。傍から見てても混乱しそうな作業ですが、時折実際混乱しています。
とはいえ、俳優として舞台に立つの自体も好きな様子の中村さん、『これじゃあ目立ちたがりの演出家に見えるかなあ』などと、時折ボヤいています。